まずはハンドボールの歴史について
現代のハンドボールのもとは19世紀末〜20世紀初頭ごろからあり、そのころは7人制と11人制の二つでした。
北欧を中心に7人制が、ドイツを中心に11人制が行われていました。
第1回の試合は1917年にベルリンで行われました。
オリンピック競技となったのは1936年ベルリン大会からです。
余談ですが、ヒトラーの特別要求によりハンドボールがオリンピック競技になりました。
ヒトラーはいい人ですね〜
その後、一時期オリンピック競技からはずされていましたが、1972年のミュンヘン大会から再開されました。
1967年の世界選手権から7人制が正式競技になったのでオリンピックでの7人制はこのミュンヘンからです。
日本へは1922年、大谷武一氏により伝わりました。1938年に日本ハンドボール協会が設立されました。
日本は1961年第4回男子選手権で世界の仲間入りをし、ミュンヘンオリンピックにも参加しました。
日本で7人制に統一されたのは1963年です
男子16チーム、女子12チームで日本リーグが発足し、1976年に第一回大会が行われました。
現在は男子10チーム、女子6チームです。 日本リーグについてはこちら
次はハンドボールにはどういう魅力があるのかについてお話しましょう
先ほども言いましたがフットサルと同じ大きさのこのコートで行われます。(色はこれとは限りません)
どのようにしたら反則になるかはルール編で教えます。
ハンドボールはバスケのようにドリブルとパスでボールを運び、フェイントで相手を抜いたり、
ジャンプをしたりして相手の上からシュートをします。どんなシュートでも1本1点です。
1本1点なのでバスケのように最後の1秒で逆転ということはありませんが、試合展開は非常に速いです。
点をとったからといってサッカーのように浮かれていると5秒もたたないうちに速攻を決められてしまいます。
そのため、見ている人もプレイヤーも試合に飽きることがありません。
基本的に(というよりほぼすべてのチーム)キーパー以外のコートプレイヤーは全員ディフェンス、全員オフェンスをしています。
つまり、サッカーやバレーとは違い誰にでも同じだけ得点のチャンスがあり、目立てる!
じゃあ攻撃のチャンスのないキーパーは?そう思った人もいるかもしれません。確かにキーパーは得点のチャンスはめったにないです。
しかし!キーパーほどおいしいポジションはない!私はそう思います。
味方のピンチを体を張ってとめる姿
レーザービームのごときパスを通し、得点のアシストをする姿
かっこいいですね〜。野球で言うキャッチャーといったところです。
各ポジションについてはこちら
60分間コートを自在に駆け回るフットワーク(走)
相手の上からシュート打つための瞬発力(跳)
シュートをうつパワー(投)
走・跳・投 スポーツの3要素が必要とされるスポーツです。
そのためバランスの取れた高い身体能力が身につきます。
話は少し変わりますが、ハンドボールを高校から始める人も少なくありません。
特に中学校まで野球、バスケ、サッカーをやっていた人が多いです。
なぜだと思いますか?
野球選手はボールを投げるのが仕事(投)
バスケ・サッカー選手はフットワーク(走)
投・走ができているのですぐ馴染めるのです。
上に挙げたスポーツをやってなかった人でも上達が早く、1ヶ月部活動をやれば基本的な動きはマスターできます。
しかも、野球ではグラブ、スパイク、バットなどの用具にお金が必要です。
それに対し、ハンドボールではシューズだけあればできます。しかもハンドボール専用でなければいけないというわけではありません。(ちなみに筆者が中学1年生のときはチームでバレーシューズを使っていました)
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