日本の最高レベルの選手が集まる「日本リーグ」の世界を見てみましょう
日本リーグは今年で33年目を迎え、開催期間は9月06日から3月1日までです。
日本リーグを終えたあと、3月14,15日に上位3チームがプレーオフを行います。
つぎに日本リーグ観戦の利点を挙げましょう。
1、安い!
野球では何千円もすることもあるチケットもハンドボールでは1000円ほどです。
2、選手と近い!
私が見に行ったときは、選手が観客席の前を5m前を歩いたりしていました。
選手の雑談が聞こえたり、手を振れば返してくれる・・・かも。
3、試合後にサイン会がある!
これは高校生までなど制限があることもありますが、タダで選手と握手したりサインをもらえます!
※注意!宮崎選手に並びすぎると時間なくなります
いいことづくめですよね。
では、その日本リーグの中でオススメのチームを紹介します。
現在男子10チーム(31回大会をもってホンダ熊本が脱退したため)女子6チームです。
その中で男子3チームだけ紹介をしたいと思います。
これはすべて私の独断と偏見により書かれたものですので気を悪くしないでください。 (チーム名横の[]は愛称)
大崎電気
大同特殊鋼
琉球コラソン
他チームの注目選手
大崎電気[OSAKI OSOL] 監督 首藤 信一
主将 猪妻 正活[19番]
大崎電気を最初に紹介する理由は単純です。私が応援しているからです
このチームは第一回大会から出場しておりメンバーは日本人のみで編成されています。日本代表25名のうち7名が大崎電気です。(一番最近の公式戦である北京オリンピック再予選)このチームの特徴はオフェンスとディフェンスでメンバーを変えているところです。攻撃重視、守備重視の選手がおり、選手層は一番厚いと思います。主将はアジア予選でもキャプテンを務めた中川選手から猪妻正活選手へかわりました。
注目選手
宮崎大輔[21番] オフィシャルサイトあり
現在ハンドボール界で最も有名な選手です。高校、大学時代では得点王や最優秀賞選手を、大学一年生のとき世界大学選手権において得点ランキング2位を獲得。大学を休学し2年間スペインでもプレーしたことがあります。
彼の魅力はなんと言っても身体能力の高さです。身長175pとハンドボール選手としては小柄ながら垂直飛び90p以上の脚力で得点を稼ぎます。
さらにその身体能力をフルに生かせる動体視力が非常に優れています。
昨シーズンの第30回大会では殊勲選手賞、フィールド得点賞、ベストセブンに選ばれ、31回、32回大会でもベストセブンに選ばれています。
スポーツマンNO,1決定戦やジャンクスポーツをはじめとする多くのメディアに出ています。
現在は大崎電気の副主将を務めています。
岩本真典[8番]
ハンドボールの神様です!選手生命があまり長くないハンドボール界では大ベテランの36歳ですが唯一通算1000得点の壁を打ち破り、今もなお、更新を続けています。要所をしめるシュートとパスが優れています。
彼は中学までサッカーをやっておりハンドボールは高校から始めたそうです。しかし20歳で日本代表入りをし、チュニジア大会まで15年近く活躍を続けていました。アジア予選のやり直しの際には日本代表として復帰しました。彼には1年でも長くプレーを続けてほしいです。
今季(第33回大会)からコーチとしても活躍しています
太田芳文選手[10番] ブログ「WAVE」
スピードと突破力が売りの選手です。徐々に出番を増やしてきているので是非固定レギュラーになってほしいです。
33回大会からは出場時間が一気に増え、さらなる活躍が期待されます
そのほかにも、身体能力が高く、ベスト7を受賞した猪妻正活選手[19番]や新人選手等OSAKI OSOLは私の注目選手が多いです。
大同特殊鋼[Phenix] 監督 清水 博之
主将 高木 尚[12番]
第30、31、32回大会を3連覇したチームです。
2006、2007年シーズンは全日本実業団、全日本総合選手権でも優勝し3冠を達成しました。
このチームの特徴は韓国人選手が多いことです。3人(李、白、趙)がチームに在籍しています。李(イ)、白(ペク)、末松の三本柱を起点としスピードプレーで相手を崩します。しかし、32回大会からはコート内には1人しか外国人選手が入れません。
(姜 在源 監督は第31回大会後退任しました)
注目選手
白 元[ペクウォンチョル・20番]
彼は身長180pですが脅威の得点力を持っています。フェイントの切れ非常によく、相手のバランスを崩してしまうほどです。
ミドルやブラインドシュート等の精度も非常に高いです。 1試合で2ケタ得点をとることも珍しくなく、2007年全日本総合選手権大会決勝では17得点をたたき出しています。
末松 誠[4番]
この選手も岩本選手と同じく高校からハンドボールを始めました。
大崎の宮崎選手とは高校時代一緒にプレーしており、今も仲が良いそうです。
178pと小柄ですが、スピードで速攻の起点となり得点を量産しています。
全日本でも活躍しています。コートに1人しか外国人が入れないので軸になるでしょう。
高木 尚[12番]
彼はゴールキーパーで日本代表の守護神としても活躍しています。
調子がいいときはどんどんノーマークシュートを止め、相手の流れをこっちのものにする力があります。
他チームの注目選手
東 慶一[湧永製薬11番] ブログ「from H」
端正な顔立ちで女性ファンからの人気も高いですが実力も充分備わっている選手です。
日本代表のときにはポイントゲッターとして、湧永製薬ではゲームメイクもしており、ディフェンスも上手な選手です。
門山 哲也[トヨタ車体20番] ブログ「Active Volcano KADOYAMA」
ブログの名前の通り「活火山門山」の愛称がついているほど熱い選手です。
日本代表でも熱いプレーを見せています。
フィジカルが非常に優れており、ちょっと押された程度じゃびくともしません。
ブログでは他の人よりも内容が濃く、一見の価値ありです。
高智 海吏[トヨタ車体5番]
オリンピック最終予選で注目を集めた選手です。
類い稀な身体能力とフィジカルで世界の強豪の相手に臆することなく、果敢にオフェンスをしかけていました。
ハンドを始めてまだ6年なのでこれからの成長が期待されます
豊田 賢治 ブログ「Swith」
忍者と呼ぶに相応しいプレイスタイルで得点を量産しています。日本代表の不動の右サイドとしても活躍しています。
日本最高のサイドプレイヤーといってもいいのではないでしょうか
第33回大会から大崎電気のプレイヤーとしてではなく、海外チームでプレーすることを決断しました
まだどこでプレーするかはわかっていませんが、活躍することを祈っています
信太 弘樹[日本体育大学]
将来有望な選手です。確実に日本代表に入るでしょう
藤代紫水高校の出身選手で3年のインハイ決勝では敗れはしたものの、一人で13点を取り、2年連続の大会得点王に輝きました。
一番の持ち味はシュート力です。非常にフォームが柔らかく、どんなところからでも得点を狙うことができます。
大崎電気と国体予選で対戦したときも相手の厳しいマークを受けながらも得点を重ねていました。
他のチームの紹介を入れたい方は下からメールでお願いします。
最後に書くのも変ですが日本リーグは「プロリーグ」ではありません。
毎日仕事をして、仕事の後に練習に参加する選手のほうが多いです。
大崎電気の宮崎選手などはプロ契約をしているので会社の仕事はしていませんが仕事と両立しながらハンドボールをしている人もいます。
講習会や雑誌の取材などに出ているのです。
日本リーグの選手は複雑なのです。