スポーツに関する体の仕組み

 

 

 

より上を目指すプレイヤーなら必ず知っておきたい知識です。

「もう知っているよ」と思う方もいます。そういった方はここを飛ばしてもかまいません。

 

・筋肉の成長の仕組み   07年4月4日

筋肉は運動すれば強くなるのはもちろん知っていますね?運動をすることで筋肉が刺激をうけます。

そうして細かい筋肉の組織が傷つきます。「傷ついたらダメじゃん」と思うかも知れませんが問題ありません。

筋肉の組織が傷つくと、次にはそれ以上の力を出せるように回復します。これを超回復といいます。

この超回復がおきるのに大切なのは休養栄養です。

筋肉が傷ついて回復を始めるにも運動をしている状態だとダメです。

程度によって変わりますが回復するには24〜48時間かかります。(テクニック系は毎日やって問題ありません!)

部活を毎日している人は「え?それじゃあ毎日やってちゃダメじゃん」と思うかもしれませんがそれほど気にしないで大丈夫です。

練習後にしっかりストレッチをして筋肉の緊張をほぐしたり、アイシングをしてあげたりすればそれだけでもかわります。筋肉をいたわる心が大事です。

しかし休養をしていても栄養分が足りなければ良い成長は期待できません。

運動直後にはたんぱく質を摂るようにしましょう。出来れば終わってから1時間以内には摂ってほしいです。この時間をゴールデンタイムといいます。

1時間以内!?部活終わってからだとそんなの無理だよ」そんな苦情を言いたいかも知れません。

そのためにあるのがプロテインです。「プロテインは薬みたいで嫌だ」と悪いイメージを持っている人がいるかも知れませんがそれは間違いです。

プロテインは英語でproteinと書き、たんぱく質という意味です。

肉にはたんぱく質が豊富だと思っている人は多いでしょう。しかし、肉とプロテインで同量のたんぱく質を摂るなら断然プロテインのほうが楽です。

しかも、肉だと大量の脂肪も摂ることになってしまい体によくありません。それに比べてプロテインは効率よくたんぱく質を摂ることができるのです。

しかし、どんなものでもそうですが多量摂取は良くありません。1回にたんぱく質が摂取される量は30gなのでそれ以上摂ると肝臓で糖や脂肪に変えられます。(私おすすめのプロテインはオススメコーナーで)

 

正しいトレーニングと休養、栄養補給があってこそ筋肉は成長するのです。

 

・ミネラル、ビタミンが体に与える効果

良いスポーツ選手になるにはバランスの良い食生活が大事とよく言われますよね?

それにはちゃんと理由があります。一部ですがミネラル、ビタミンそれぞれの役割を見てみましょう。

 

ミネラルの役割

カルシウム

骨を作り、丈夫にする

塩素

体の柔軟性を保つ

マグネシウム

筋肉の収縮活動に影響する。カルシウムの吸収に必要。

リン

成長促進。脂肪、炭水化物の代謝に寄与する。

ナトリウム

神経や筋肉の正常な働きを助長する。

亜鉛

コレステロールの蓄積過多を予防する

モリブデン

貧血を防ぐ。糖質や脂質の代謝を助ける。

 

 ビタミンの役割

ビタミンA

病気の回復を早める。 骨を強くする

ビタミンB1

糖質の分解を助ける。脳の神経や末梢神経の機能を正常に保つ

ビタミンB2

脂質の代謝を助ける

ビタミンB5

手足の痺れや疲労を防ぐ。

ビタミンB6

タンパク質の吸収を助ける

ビタミンB12

神経の機能維持。貧血防止

ビタミンB15

細胞の寿命を長くする作用。免疫力の改善作用

ビタミンC

一般的な感染症を防ぐ。筋持久力を高める。

ビタミンD

カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯に沈着させる。

ビタミンE

不足すると過酸化脂質が増え、動脈硬化やガンの引き金になる。

ビタミンF

飽和脂肪を燃焼させる。血栓動脈硬化の防止

 

知らない名前のものもあるとおもいます。私も常に全てのものを意識しているわけではありません。

普段の食事をよく考えて自分に足りないものをサプリメントで補うといった形にするのがいいと思います。

しかし、過剰摂取はいけません!